2023年 4月 の投稿一覧

5月2日(火)、午後休診のお知らせ

松山市古川南の歯医者、はなみずき通り歯科クリニックの休診日のお知らせページです。

5月2日(火)は、午後休診とさせていただきます。
ご不便ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

噛むことの大切さ

松山市古川南の歯医者、はなみずき通り歯科クリニックのブログページです。

こんにちは。大型連休が近づいてきました。いろいろな過ごし方があると思いますが、充実した楽しい連休になるといいですね。

 

ところでみなさんは一口に何回くらい噛んでいますか?

「一口30回は噛んで食べた方が良い」と一度は聞いたことがあると思いますが、恐らくそんなに噛んでいる方は少ないのではないでしょうか。

現代の食事は柔らかく、あまり噛まなくてもすむものが好まれる傾向があるため、戦前に比べて咀嚼回数(噛む回数)が半減しているそうです。

柔らかいものを食べるには咀嚼回数が少なくても飲み込むことはできますが、咀嚼には「食物を細かく砕く」ほかにも、色々な意味・役割があります。

 

①胃腸の働きを促進する

消化酵素を含む唾液の分泌が促進され、胃腸の負担を軽くする。

②むし歯・歯周病・口臭の予防

唾液の抗菌作用によって、お口の中の細菌が減り予防効果が期待できます。

③肥満防止

ゆっくり噛んで食べると、食べ過ぎる前に脳に満腹信号が届き、食べ過ぎを防ぐことができます。

④脳の働きを活発にする

噛むことで脳への血流が増えて働きを活発にするため、脳の若さを保ち、老化を防ぎます。

⑤味覚が発達する

唾液の分泌が促進され、その唾液を介して味を感じます。ゆっくり噛んでいるうちにお口の中全体にいきわたり、おいしさをしっかり感じることができます。

⑥発音がはっきりする

お口周りの筋肉が発達し、発音がはっきりします。

自然によく噛んで食べるようになるために、ちょっとした工夫を心がけてみましょう。同じ素材・メニューでも噛む回数は変わってきます。

例えばこれらを比べると明らかに噛む回数は変わることがわかりますね。

きゅうり:薄切りと乱切り 

豚肉:ハンバーグとトンテキ 

刺身:サーモンとタコ 

毎日の食事の中に歯ごたえのあるもの、繊維や弾力のあるもの、大きめに切ったものなどを意識的に取り入れるようにしてみましょう。

しっかり噛んで、おいしく食べて、健康を保ちましょう!

歯ごたえの秘密

松山市古川南の歯医者、はなみずき通り歯科クリニックのブログページです。

こんにちは。明るい春の日差しがキラキラと差し込み、例年よりも早く開花が始まった桜の花びらが日本列島にひらひらと舞う、美しい季節となりました。

キラキラ、ひらひら…と、日本語には色々な擬音がありますが、食に関するものもさまざまあります。

例えば「シャキシャキ、もちもち、プリプリ、さくさく、パリパリ、つるつる、パサパサ、ねばねば」

…これだけで私たちはその食べ物がどんな食感なのか想像することができます。では、その「食感」は、どうやって感じているのか考えたことはありますか?

食感のうちの「口当たり」や「のどごし」のような部分は舌やお口の中の粘膜が感じ取っています。それは何となくわかりますね。

では、「歯ごたえ」は?これも舌や粘膜なのでしょうか?

答えは「歯根膜」歯根膜とは、「歯の根っこ」と「歯を支える歯槽骨」の間にある薄い膜のこと。

歯根膜は、歯の根と歯槽骨をしっかり結びつける役割や歯槽骨に刺激がそのまま伝わらないようにするクッションの役割も担っています。

歯が抜けてしまうと、この歯根膜が一緒に失われてしまうことも多く、また、残っていても、歯がないと歯根膜に刺激が伝わりづらいため、食事をしてもその「食感」を感じることが難しくなります。

歯根膜を失ってしまうと入れ歯を使用しても食感を得られないので、食の楽しみは半減してしまいます。

自身の歯を保つことは非常に大切なことなのですね。

歯根膜は歯ぎしりなどの強い力が継続的に加わることで破壊されることもあり、そのような時に「歯根膜炎」が起き、痛みを感じることもあります。

むし歯かな、と思っていたら、実は歯根膜炎だった…ということがありますので、痛みを感じたらなるべく早く受診してくださいね